6月25日 外に出て、靴で擦る
緊急事態宣言が解除されたとか何とかいううわさを聞いた。
これは外に出てもよいとのお達しか?しかしそうはいってもワクチンとか挿せてるわけでもないし、状況がこれまでと変わったわけでもないし、そんな中で外出てもいいよとか言うか?
などとごちゃごちゃベッドの上で考えたが一向に答えは出ず、そんなもの調べれば一発で分かるだろと思いながらもその気力がわかず、数時間ほどTwitterを眺めたのちに検索バーに然るべき単語を並べたときには昼になっていた。
ここ数日なぜだかカラオケに向かう地元の知り合いがやけに多く、広島県民のあいだで何らかのミーム感染でも起こっているのか、それを見た私もカラオケに向かうのであった。
ひげをそって新しい服を着て、玄関でサンダルを横目にコンバースを履いた。
いつのまに夏がきていたのか、なんだか空が近くて日差しが射さるようだった。
自粛していたとはいえ家賃を振り込んだり食料を買いに行ったり外の空気には触れていたはずなのだけど、そういう必要に駆られた外出ではなくあえて外に出てみると、目的地までの道のりも意味があるようで、これが映画だとしてカットしなくてもよい時間だなと感じた。
その後靴擦れをしてカラオケが1時間待ちでマクドナルドすぐ追い出されて食後で声が出にくくて2,3曲でのどがつぶれて半分ぐらい休憩に使って足の痛みに耐えながら家まで歩いてベッドに倒れこんで目が覚めると中途半端な夜であった。
外には出ない方がいいと思った。