6日8日 雑学

あまりに勝手が違うことに困惑し配信初日に匙を投げて以来、FPSはパソコンで遊ぶもので、switchなんかでやる必要はないし、こんな遊びづらくてはすぐに誰も遊ばなくなるだろうとぐちぐち文句を垂れていたのだが、そこから数ヶ月経って、周りにはむしろswitch以外でやってる人があんまりいないことに気づき、なんだか不思議なこともあるもんだと思っている。

 

APEX legendsはさまざまなプラットフォームで配信されており、PCはもちろん、ps4xboxでもプレイ可能で、つい最近にはニンテンドーswitchでもサービスが開始された。

 

コンシューマー版とPC版においてはクロスプレイに対応しており、プラットフォームを合わせなくとも一緒に遊ぶことができる。

これは、ヘビーユーザーとライト層との垣根を越えて空前のブームとなったことの一因でもある。

 

しかし、こういったオンライン対戦型ゲームにおいてしばしば問題となるのがプレイヤー間における使用デバイスのスペック差である。

これはPCゲーマーの間でも、良い回線・良いモニター・良いCPUというように、良いものを使えば使うだけ戦いやすい、ある種のマネーゲームの様相を呈しているのだが、クロスプレイとなるとPCとコンシューマー機での勝負となり、ps4などはハイスペックなPCと比べると見劣りするものの十分戦えるのであるが、switchで遊ぶプレイヤーがクロスプレイのサーバーに参戦すれば、非常に大きなハンデを背負うことになるのである。

みたいな情報が私の目から耳から入っては出てを繰り返し、実際に体験してみて違和感もあったし、わざわざswitch版で遊ぶ必要がないと思うどころか、しばらくするとそんなものがあったことすら忘れていたのだけど、でもやってる人はいて、なんなら身近にたくさんいるのであった。

 

ネット上には無数のファンがいるのに学校には一人もいないとか、誰でも知ってると思って芸能人の名前を例えに使ったのにみんなピンときてなかったりとか、私は自分が普段観測している範囲の情報を基準にものを考えるくせがあって、たまにネットの外に出て人と話すと、ぜんぜん話が噛み合わないのである。

小さい頃からスカパーばっかり見ていたことが災いし、私の知識はどうにもすっかり偏ってしまっているのだが、私は自分の尺度が全てであるので、人を見て、自分が当然知っている物を知らないとわかると、途端にその人のことを見下し始めるのだけど、これは本当に良くない性質で、最近はどうにか治りかけているのだが、次いつ吹き出すか分からず、自分で自分にヒヤヒヤしている。

 

水曜日のダウンタウンのプロデューサーの名前とか、プロコンは有線接続すると遅延が発生することとか、心太でところてんと読むこととか、イクラが外国語なこととか、みんなが知っているわけではなくて、島根が西で鳥取が東であることを知らなくてもそれだけで自分の方が物知りだと言うことにはならなくて、モンスターボールのことをポケモンボールと呼んでいる人が、周期表を頭からそらで言えてしまうこともあるわけで、豆腐を手に乗せて切るときは包丁を引いてはいけないことを知っているぐらいで、たけのこの方が売り上げが多いことを知らない人のことをバカにしてはいけないのである。